多くの方がカテーテルを使った冠動脈造影検査を受けずに、東芝320列ADCTによって高率にかつ精度高く狭心症、心筋梗塞の有無を診断できるようになりました。
64列MDCTでは寄せ木細工のように画像を統合して心臓を描出していましたが、東芝320列ADCTでは撮影範囲が広いために心臓全体を0.35秒で撮影する事ができ、高い精度の画像が得られます。
64列MDCTでは約20%の方が不十分な検査結果となり、追加の検査を必要としましたが、東芝320列ADCTではその頻度を5%程度に低下させると考えられています。
CTの検査では良好な画像を得るために「息止め」が必要です。
息止めは、高齢の方、呼吸器疾患を合併している方、緊張しやすい方などでは、難しい場合がありますが、1-2秒程度ならどなたでも可能でありましょう。
検査費用はカテーテルを使った冠動脈造影検査の場合の1/5〜1/10になります。また、64列MDCTでも、高性能東芝320列ADCTであっても健康保険による検査費用は同じです。
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